
アウトドアで紙皿を使っていると、ちょっと風が吹いただけでヒラリと飛んでいく——そんな経験、ありませんか?
私もお花見やBBQのたびに「なんとかならないかな」と思いつつも、そういうものだと半ば諦めていました。ところが最近、「風に飛ばされにくい紙皿」なるものが存在することを知り、ちょっと気になって調べてみました。
サンナップ株式会社が2026年3月から販売を開始した「風に強いペーパープレート」という商品です。業界初の"耐風性"を謳った紙皿とのこと。せっかくなので、わかった範囲でシェアしてみます。
そもそも、紙皿の「風問題」ってどれくらい深刻なの?
あの軽くてペラペラな紙皿が風に飛ばされるのは当たり前——そう思っていたのですが、サンナップが消費者向けに行ったアンケート調査(2025年10月実施、株式会社マインドシェア調べ)によると、回答者の半数以上が「紙皿は風に弱い(飛ばされやすい)」と感じていると答えたそうです。
半数以上、というのはかなりの数字です。みんな同じストレスを感じていたんですね。
「風に強いペーパープレート」ってどんな商品?
風に飛ばされにくい構造のしくみ
この商品の最大の特徴は、紙皿の外周に設けられたフランジ形状(皿のふちが地面と接するような折り返し形状)にあります。
通常の紙皿は底面が浮いているため、風が皿の下に入り込んで吹き飛ばされやすい構造になっています。一方この商品は、ふちが地面側に折り返されているため、風が皿の下に入りにくく、皿の上側を流れていく設計になっています。
実際にサンナップが行った耐風試験(Mサイズでの比較)では、以下のような結果が出ています。
| 一般的な紙皿(従来品) | 風に強いペーパープレート(Mサイズ) | |
|---|---|---|
| 動き出す風速 | 4.8m/s | 7.2m/s |
| 重量 | 17.0g | 17.0g |
同じ重さでも、飛び始める風速がかなり違うことがわかりますね。
「タブホール」という工夫がおもしろい
フランジ形状にしたことで、ふちが地面に密着しやすくなった反面、「皿を持ち上げにくい」という新たな問題が生まれます。これに対し、サンナップはユニークな解決策を採用しました。
タブホールという小さな切れ込みを設けることで、そこから指をかけて皿を持ち上げやすくしています。さらに、このタブホールは箸やスプーンなどのカトラリー置きとしても使えるという、なかなか気の利いた設計です。
耐久性・油・熱への対応
「強く、美しい」というブランドコンセプトを体現しているだけあって、耐久性面も工夫されています。
- 形状による強度アップ:複雑なフランジ形状が皿自体の剛性を高め、ボリュームのある料理を乗せてもたわみにくい設計
- ポリプロピレンラミネート加工:内面に施されたコーティングにより、油物や熱い料理にも対応
- バージンパルプ100%使用:衛生面への配慮
- MADE IN JAPAN:国内製造
商品ラインナップとサイズ
サイズは2種類展開です。
| 商品名 | サイズ | 入数 | 品番 |
|---|---|---|---|
| SW 風に強いペーパープレートS | 直径16cm | 1パック8枚入 | P1608KSNP |
| SW 風に強いペーパープレートM | 直径21cm | 1パック5枚入 | P2105KSNP |
Sサイズは取り分け皿や軽食向け、Mサイズはメイン料理や大皿代わりに使えるイメージでしょうか。BBQなら両方あると使い勝手がよさそうです。
気になった方は、こちらから詳細を確認してみてください。
正直に言います——デメリットも気になった点も
いいことばかり書くのもフェアじゃないので、気になった点も正直に書いておきます。
デメリット1:価格はやや高め
「オープン価格」で実際の店頭価格は購入先によって異なりますが、一般的な紙皿と比べると価格帯は上がる傾向があります。パック当たりの枚数を考えると、1枚あたりのコストは割高に感じる方もいるかもしれません。
対応策:日常のちょっとした食事に毎回使うというより、お花見・BBQ・キャンプといった「せっかくの屋外イベント」に限って使う、というスタイルが費用対効果的には合っているかもしれません。
デメリット2:「飛ばない」ではなく「飛びにくい」
耐風試験の結果を見ると、動き出す風速が4.8m/sから7.2m/sに向上しています。これはかなりの改善ですが、あくまで「飛ばされにくい」であって「絶対に飛ばない」ではありません。強風や台風並みの状況では、さすがに飛ぶこともあるでしょう。
対応策:強風時は料理を置いたままにせず、食べ終わったお皿はゴミ袋にすぐ入れる、という習慣は引き続き大切です。あくまで「ちょっとした風でヒラヒラ飛んでいく」というストレスを軽減するための商品、と理解しておくとよいと思います。
デメリット3:丸型のみのラインナップ
現時点では円形のみで、角型や仕切り付きタイプはラインナップにありません。BBQでいろんな料理を一皿に並べたい方には少し不便に感じることもあるかもしれません。
こんなシーンに合いそう
調べてみた感じ、特に以下のようなシーンで活躍しそうだなと思いました。
お花見:春の公園は意外と風が強い日も多く、ビニールシートに並べた料理ごと皿が飛ぶ、という場面はあるあるですよね。
海辺のランチ・BBQ:海は陸より風が強いことが多いので、この商品の恩恵を受けやすいシーンのひとつだと思います。
春のキャンプ・ピクニック:荷物を減らしたいアウトドアでは使い捨て食器は重宝しますが、従来の紙皿は風が悩みでした。
ホームパーティー:屋外に限らず、テラスや庭でのパーティーにもちょうどよさそうです。
今シーズンのお花見やBBQに備えて、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
サンナップの「風に強いペーパープレート」を調べてみて感じたのは、「こういうの、確かに欲しかったかも」という素直な感想です。
紙皿が飛ぶこと自体は大した問題ではないようで、実はBBQやお花見の細かなストレスとして積み重なっていたりします。しかも、それをちゃんとデータで裏付けて、構造から設計し直して解決しようとしているというのが、個人的にはなかなか誠実だなと思いました。
使い捨て食器に「業界初の耐風性」という発想がなかっただけに、「なるほど、こういうアプローチもあるんだな」と感心しました。
購入を急ぐというわけではないですが、今シーズンのお花見やBBQのタイミングに合わせて選択肢のひとつに入れてみてもいいかもしれません。
販売は全国のスーパーマーケット・ホームセンター・専門店・量販店などで2026年3月より順次スタートとのことです。

