お花見で熱燗を飲む方法|火も電気も不要の「携帯おかん器(モーリアンヒートパック)」を調べてみた

春のお花見シーズン、せっかくなら熱燗を飲みたいと思ったことはありませんか?でも公園でカセットコンロを持ち出すのも少し大げさだし、缶燗酒だと種類も限られる……。そんなことを考えながら調べていたら、面白い商品を見つけました。

イーゾンという会社が取り扱っている「携帯おかん器(モーリアンヒートパック)」というもので、火も電気も使わずにお酒や飲み物を温められるという、なかなかユニークなアイテムです。

今回はこの商品について調べてみたことを、ざっくりとシェアしたいと思います。

「携帯おかん器(モーリアンヒートパック)」とはどんな商品?

少量の水だけで加熱できる発熱剤キット

「携帯おかん器」は、イーゾンが販売している携帯型の加熱キットです。中身はシンプルで、発熱剤と加熱袋のセットになっています。

使い方もとても簡単で、加熱袋の中に発熱剤をセットして、温めたいものを入れ、少量の水を注ぐだけ。それだけで化学反応が始まり、高温の蒸気が袋の中に充満して、約15〜20分ほどで中のものが温まる仕組みです。

使われている発熱技術は「モーリアンヒートパック」と呼ばれるもので、酸化カルシウムとアルミ粉末を主成分とした発熱剤が使われています。水と反応した際に約98度の安定した熱を発生させ、加熱ムラなく食品や飲み物を温めることができます。

火を一切使わないので、公園や屋外イベントなど、火気の使用が制限されている場所でも利用できるのが大きなポイントです。

商品の基本スペック

イーゾンが販売する「携帯おかん器」には、1回分と5回分の2種類があります。

項目1回分5回分
税抜価格200円950円
サイズ(パッケージ)100×155×5mm120×160×35mm
重さ約37g約165g
材質アルミニウム・石灰アルミニウム・石灰
送料800円(2ケース以上元払い)800円(2ケース以上元払い)

5回分はパッケージが少し大きくなりますが、それでも手のひらサイズに収まるコンパクトさです。

どんな場面で使えるの?

お花見で熱燗を楽しみたい方に

お花見の場で熱燗を飲みたい場合、通常はカセットコンロや固形燃料が必要になりますが、どちらも準備や後片付けがひと手間かかります。また公園によっては火気の使用を禁止しているところもあります。

この携帯おかん器なら火を使わないので、そういった制約がある場所でも使いやすいです。日本酒の小瓶やパウチを加熱袋に入れて水を注ぐだけで、熱燗が楽しめます。

ただし後述するデメリットの部分で触れますが、ガラス瓶を温める場合は耐熱性のある容器を使う必要があるので、そこだけ注意が必要です。

ピクニックやアウトドアで温かい食事を

缶詰やレトルト食品を温めるのにも使えます。水さえあれば使えるので(海水は不可)、川や池の水でも問題ないのは、アウトドアシーンではありがたいですね。缶コーヒーやスープ、ゆで卵や蒸し野菜なども対応できるとのことで、使い道は意外と広いようです。

防災グッズとして備えておきたい方に

こちらもこの商品の大きな用途のひとつです。災害時には電気もガスも使えない状況が続くことがありますが、そんなときに水だけで食べ物や飲み物を温められるのは心強い備えになります。

発熱剤の個包装タイプは製造後5年の保存が可能とのことなので、防災袋に入れておくのにも向いています。

また自衛隊の糧食加熱剤としても採用されているほどの実績があるようで、信頼性という点でも安心感があります。


気になるメリットとデメリット

メリット

火も電気も不要

火気が使えない場所や、停電時にも使えるのは最大の強みです。水さえあれば温められるというシンプルさは、緊急時にも扱いやすいと感じます。

軽量・コンパクトで携帯しやすい

1回分は約37gと非常に軽く、バッグに入れても邪魔になりません。5回分でも約165gです。

加熱袋は繰り返し使用できる

発熱剤は使い捨てですが、加熱袋は2〜3回程度の繰り返し使用が可能です。まるごと毎回使い捨てにならないのは、少しコスト面でも助かります。

使用後の処分が手軽

使い終わった発熱剤は、十分に冷めてから(使用後30〜40分以上経過)、家庭用のゴミとして処分できます。分別は使い捨てカイロと同じ扱いです。

デメリット・注意点

使用時の換気が必要

化学反応の際に微量の水素ガスが発生します。水素ガス自体は人体に無害ですが、火気に近づけると引火する危険があります。必ず換気のよい場所で使用する必要があります。密閉した車内や狭い空間では使わないよう、注意が必要です。

→ 対応策: 屋外や換気ができる空間で使用するようにしましょう。屋外のお花見や、窓を開けた状態なら問題ありません。

ガラス容器には注意が必要

ガラス容器を温める場合、耐熱性のあるものでないと割れる危険があります。

→ 対応策: 耐熱ガラス製の容器を使うか、パウチや缶など金属・プラスチック製の容器に移し替えてから温めるとよいでしょう。

ペットボトルはそのまま加熱できない

ペットボトル飲料を加熱すると変形して、開栓時に熱湯が噴き出す恐れがあります。

→ 対応策: ペットボトルの水を温めてお湯にしたい場合は、アルミ缶などの耐熱容器に移してから加熱することが推奨されています。

海水は使用不可

海水を使うと、化学反応の効率が低下して十分に温まらない可能性があります。

→ 対応策: 海水以外(水道水、ミネラルウォーター、川の水、雨水など)を使用してください。

コストの問題(繰り返し使用には向かない)

発熱剤は1回使い切りです。1回分200円、5回分950円(いずれも税抜)という価格なので、毎日使うようなものではなく、特定のシーン用やいざというときの備え、として考えるのが適していると思います。

まとめ|こんな人に向いている商品かも

「携帯おかん器(モーリアンヒートパック)」をざっと調べてみた印象をまとめると、

  • お花見やピクニックで熱燗・温かい飲み物を楽しみたい方
  • 火気禁止の場所でも温かいものを食べたい・飲みたい方
  • 防災グッズとして「火や電気なしで温められるもの」を探している方
  • 登山やキャンプで軽量な加熱手段を探している方

こういった方に向いている商品ではないかと思います。

逆に、毎日使うような頻度での加熱には、コスト的にあまり向いていないかもしれません。

お花見シーズン前に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。


※ この記事は公開時点の情報をもとに作成しています。価格や仕様は変更になる場合がありますので、最新情報は販売ページにてご確認ください。

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